学校事務職員たちの頭を抱える日々

社会の片隅で展開される、現場感覚からかけ離れた学校事務論議に、頭を抱える学校事務職員たち。「活用なんて、されたくない」。投稿歓迎!内容によっては掲載させていただきます→gakkou.jimukyo★gmail.com(★を@に)

「事務だより」の意義を実際的かつ原理的に考える

学校事務職員も「事務だより」というものを出そう、という見解がある。 この場合、これを職員向けに出すのか児童生徒の家庭向けに出すのか、でまず意味が異なってくる。 ひとまず後者について言えば、保健だよりや給食だよりがあるのだから私たちも、程度の…

共同実施が描く夢 ~実態なき会議のロンドと実務の欠損~

いささか機を逸したが、「学校事務」2018年3月号掲載「新潟県学校事務共同実施のこれから ~学校事務は夢を描ける仕事ですか」猪又久美子(新潟県五泉市立五泉中学校総括事務主幹)論文を扱いたい。 新潟県の学校事務共同実施といえば、宮崎などの先進県で様…

学校事務職員にとって「事務をつかさどる」とは

2014年より議論されてきた「チーム学校」は、2017年3月に成立した「義務教育諸学校等の体制の充実及び運営の改善を図るための公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律」による義務標準法、学校教育法、地教行法…

学校事務の共同実施について② ー共同実施はダム建設?ー

引き続き、学校事務の共同実施について。 学校事務の共同実施の、政策としての歴史は決して浅くない。 1998年9月の中教審答申「今後の地方教育行政の在り方について」に端を発する。 それから今年でちょうど20年。 しかし、共同実施の全国化の歩みは遅々とし…

学校事務の共同実施について

「学校事務の共同実施」という政策がある。 義務制学校の事務職員は多くの場合、学校にひとりだ。 学級数が多かったりする場合には、ふたりになるが。 そして、事務職員以外の学校職員はほとんどの場合、事務職員の仕事をよく知らないし、代わることは難しい…

開設

かねて予定していたブログ 開設のはこびとなりました。 「学校事務」という、社会の片隅にひっそり佇む業界があります。 存在もあまり知られることなく、学校運営の一端を静かに担うお仕事です。 しかしどんな世界でもそうであるように、 この静かな世界にも…